産土神社の調べ方・探し方

古地図

前回は、開運を望むならまずは産土神社に参拝するのがいいとお話ししました。

では、あなたの産土神社とはどの神社になるのでしょうか。
そこを調べる方法が問題ですよね。

ご安心を。
何も難しいことはありません。

簡単に言ってしまうと、
【生まれたところの近くで、古くて由緒のある神社】
ということになります。

ですから、生まれたところにずっと住んでいる人は、
その土地の近所に昔からある有名な神社です。
地元の長老方が初詣などで行くところと言ってもいいでしょう。

注意するポイントを挙げるならば、

  • 特定の人が特定の目的で建てたところは避ける

などでしょうか。

中には、特定の宗教団体が作った神社風施設もあります。
いかにも由緒のあるように作られていますから、気をつけましょう。
こういうところに祀られている神は、出自がよくわからなかったり、
古事記や日本書紀に出てくる神様と同じ名前の記載でも、
中身が全く違っていたりします。

鎮守神社への参拝もしよう

産土神社を探すときに、結構悩む場合として、
「母方の実家に帰省して生まれて、育ったのは父方の地元」
「引っ越しを繰り返してきた」
などがあります。

こういう場合に重要なのが『鎮守神社』です。
鎮守神社とは、現在あなたがお住まいの土地を守護してる神様の神社です。
産土神社と同様に、あなたにとって大切な神社になります。

もし、生まれた場所から遠く離れて暮らしているのであれば、
この鎮守神社に参拝しましょう。
すだれ
神様の世界には、神さまネットワーク的なものがあって、
その人が移り住んだ土地の神様にもご縁がつながります。

そのためにも、引っ越しをしたら、
その土地の鎮守神社に引っ越しのご挨拶をしに行きましょう

産土神社(前の土地の鎮守神社)に定期的に参拝をしていた人なら、
『うん、うん、あそこの神様から聞いているぞ』
となって、すんなり受け入れてもらえます。

遠くの大社より近くの鎮守神社

もし、「自分の正式な産土神社も鎮守神社もわからないから参拝できない」
と思っているなら、

まずは、あなたが今住んでいるところで、
古くて由緒のある神社に参拝するようにしてください。

日本の神様は、おおらかです。
「今まで来なかったのに」とか「よそ者の分際で」などとはおっしゃいません。

感謝するのは、今からでも全然遅くありませんよ。
むしろ、大事なのはこれからです。

「普段の心掛けが大事」とはよく言ったもので、
自分の都合の悪いときだけ神様に頼るのではなく、
常に産土神社や鎮守神社に感謝の心を忘れないでいることが、
開運につながります。

ところで、伊勢神宮や出雲大社など、
格式の高いところの方がご利益が大きいだろうと、
産土神社や鎮守神社に行かず、遠くの有名神社に行こうとする方が多いですが、
これはよろしくありません。

神さまネットワークを全国規模の会社に例えてみます。
伊勢神宮や出雲大社は、本社社長クラスです。
一方、産土神社や鎮守神社はあなたの担当者です。

あなたが、いきなり本社に行って、社長に会いたいと言って会えるでしょうか?
まずは担当者と仲良くなって、上に上にと順番に取り次いでもらって
ようやく会えるものですよね。

神様の世界も同様です。
知らない人にいきなり来られてお願いごとをされても・・・ねぇ。

産土の神様との神縁を太くして
話を通してもらってから格式の高いところに参拝する方がスムーズなのです。

だからこそ、こまめな参拝が大切なんですよ。
月に1回でも2回でもいいですから、産土神社へ参拝してみましょう!
信じる者には、運が向いてきますよ。

次回→二拝二拍手一拝~正しい参拝方法

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ