浅田真央は、なぜ世界から称賛されるのか?
ソチ五輪が
ついに閉幕しました。
数々の名シーンがありましたが、
やはり、浅田真央ちゃんに一番グっときました。
世界中の人が真央ちゃんに感動する理由は?
真央ちゃんの演技には、
国も、人種も超えて、
「感動した!」と言ってくれましたし、
『マオは真の「サムライ」だ』
と、世界中のメディアが絶賛しました。
世界の人々も、
真央ちゃんには、他の国の選手と、
違うものを感じているんでしょうね。
どん底だったショートプラグラムから、
見事に立ち直ったメンタリティもそうですし、
ストイックなまでに、
トリプルアクセルに挑み続ける姿勢とかも、
そうですね。
世界に一人しか飛べないのだからという理由で挑戦するには、
あまりにリスキーなジャンプ。
成功すれば勝利。
でも、失敗すれば敗北・・・
並大抵のプレッシャーではないはず。
勝ちに行くのであれば、
トリプルアクセルは封印して、
得点を稼げるジャンプ構成にした方がいいはず。
でも、真央ちゃんはそうしません。
常に、自分との戦いを選びます。
バンクーバー五輪で、
トリプルアクセルを3回組み込んだり、
今回のソチでは、
6種類の3回転ジャンプを
すべて入れました。
いずれも、前代未聞の挑戦です。
真央ちゃんにとっては、
ジャッジの判断より、
自分が納得できるかどうかの方が重要なんでしょう。
実より名を取る日本的な精神
これまで、
合理性第一主義の西洋人にとって、
実より名を取る日本的精神は、
理解しにくいと思っていたのですが、
最近は変化しているような気がします。
映画などの影響だと思いますが、
「サムライ」という単語が、
世界でそのまま通じるようになってきました。
リーマンショックや、東日本大震災といった、
世界を揺るがす出来事の後、
日本のことを再評価してくれる外国人が増えてきています。
日本に興味を持つ外国人に、
真央ちゃんは、
サムライの精神を体現してくれました。
これらによって、
『浅田真央』の名は、
フィギュアスケートの歴史に、
いつまでも残るでしょう。
私も、
真央ちゃんを見習って、
自分が納得できる人生を歩みたいと思います。