日本の神さまは世界一「ドS」?!
自分は通勤途中に、
ラジオで【武田鉄矢の今朝の三枚おろし】をよく聞いてます。
先日は、苫米地英人さんの書籍「イヤな気持ちを消す技術」をおろしてました。
そこで聞いた話が、日本の神さまにつながると思ったので、書いてみます。
武田鉄矢が乗った深夜のハイヤー
こんな事例が紹介されていました。
武田さんが、深夜の1時ごろハイヤーに乗っていた時のことです。
赤信号で止まると、
前に某アパレルメーカーのロゴの入った軽トラックが停車していました。
でも、信号が青になっても前の軽トラがなかなか走り出しません。
そこで、ハイヤーの運転手がクラクションを鳴らすと、
軽トラから若いお兄ちゃんが下りてきて文句を言ってきました。
この時、武田さんとハイヤーに同乗していた人が血の気の多い人だったので、
喧嘩になってしまいました。
大事にならずにそれぞれ走り出したのですが、
普通、こういうことがあると、何とも嫌な気分になります。
ところが、武田さんは嫌な気分にはならなかったのです。
この時、武田さんは、このおにいちゃんの10年後を心配したそうです。
「この人はどこの会社に行っても勤めあげられないだろう。
会社のマークが入った車に乗っているのにこんなことをして、
会社に連絡されたらどうなるかに考えが及ばない。」
そう思うと、嫌な気持ちになるどころか、若者の将来が心配になったそうです。
嫌な気持ちになった事象を、
一度上から見下ろしてみると気分が変わるという内容。
うろ覚えのため、詳しくはこちらを・・・
「イヤな気持ち」を消す技術
自分のとる行動で運の向きが決まる
この事例は、他人から受けた行動のことに関してでしたが、
裏を返せば、
「自分のとった行動がどんな結果をもたらすかを
考えて行動しなければならない」
という教訓にもつながります。
これは、自分が普段から大事だと考えている『自律』にあたります。
「自分をコントロール」することであり、
「自立」とは異なります。
お天道様が見ているのホントの意味は?
日本では昔から「お天道様が見ている」と子供に諭してきました。
でも、その意味を、
「神様はいつも見ているのだから悪いことはできない」
と解釈するのは誤りだと自分は思ってます。
日本の神さまは、西洋の絶対神のように
「救ってやらないぞ。地獄に落とすぞ」などとはおっしゃいません。
地獄という鞭で脅すのでもなければ、天国という飴で釣ることもありません。
『自分で考えて自分で行動しなさい』としか言わないのです。
神さまの御心に沿った行いを続けていれば、
人間の力ではどうにもならない状態に陥った時、
そっと手を差し伸べてくれます。
言い換えれば、
「神の言うことを聞いていれば救われる」のでなく、
「神さまのお考えを推し量って、自分で考えて行動していれば、
助けていただけることもある」のです。
なんとも、かんとも、
究極の自己責任と言えばいいのか、ドSというべきか・・・。
「お天道様が見ている」には、
『悪いことをすると神様のたたりがある』よりも
『神さまに対して恥ずかしくない行動を取るように』
との意味を、昔の人は込めていたと考えます。
天は自ら助く者を助く
こう言うと、「日本の神様に祈っても仕方ないじゃないか」
という人もいます。
しかし、本当にそうでしょうか。
これって、考えてみれば当たり前の話ですよ。
あなたの周りにもいませんかね?
普段は他人のことお構いなしに好き勝手やってるくせ、
困った時だけ神妙な顔ですり寄って来る人。
そんな人は誰も助けてあげようは思わないでしょ。
神さまだってそう思うのは至極当然です。
困った時だけ来る人よりも、
普段からきちんとしようと心がけている人の方が、目をかけてもらえると思いませんか。
それ以前に、
神様に恥ずかしくない、自律した行動を取っている人なら、
少々困ったことが生じても、周りの誰かが助けてくれて自然と解決されます。
まさに、「情けは人のためならず」。
正のスパイラル。
運が向くとはこういう状態のことを言います。
日本人は、世界一、神さまに試されている民族だと言えるでしょう。
というわけで、
開運を望むなら、普段からお天道様に恥ずかしくない行いをするようにしましょう。
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