ご利益を求めて神様に祈るのは大間違い
あなたは神社にお参りするとき、神さまに何をお願いしてますか?
実は、神さまには、個人的なお願いをするものではないんですよ。
お参りに行くのは何のため?
現代人は、「お参りに行くのは、ご利益を得るため」と思っています。
だから、初詣には列をなして願かけに行ってますし、
何か困ったことが起こったり、
いいことが起きることを願うときに参拝に行きます。
- 「もっとお金が入りますように」
- 「いい学校に当たりますように」(福島の方言では合格することを当たると言います)
- 「欲しい物が手に入りますように」
- 「理想の出会いがありますように」
- 「正社員で就職できますように」
神様の御前には、欲望の渦が広がります。
会社の社長が従業員から
「給料上げろ」、「休み増やせ」、「待遇良くしろ」・・・
などと言われ続けるようなものです。
いくら日本の神さまが優しいとはいえ、
これでは、聞き流したくなったとしても、無理からぬことでしょう。
神さまは個人的なお願いを聞いてくれない
とはいえ、日本の神さまは優しいです。
心を寄せてくれる民の声を、むげにはなさいません。
しかし、ここが大事なところなのですが、
日本の神さまは優しいからこそ、むしろ個人的なお願いを聞いてはくれないのです。
え?
わからない?
例えば「受験に合格したい」というお願いをしに来た学生がいるとします。
なれど、神さまはその学生を特別に合格させようとはされません。
なぜなら、受験には定員があります。
一人合格させたら、その分誰かが不合格になってしまいます。
神さまは、誰かのために他の誰かを押しのけるようなことを望みません。
これが神さまの優しさです。
万民に対する優しさをお持ちなんですね。
神さまは個人的なお願いを聞いてくれないというのは、こういう意味です。
神さまにするのは感謝と決意表明
ですから、神さまにはお願いではなく決意表明をしましょう。
「頑張りますから、お見守りください」てな感じすかね。
「ご利益ないんじゃ、祈っても意味ないじゃん」と思うかもしれませんが、
努力することなしに、いいことを願う他力本願が通るほど、
世の中甘くありませんし、
神様もそこまで甘くはありません。
神様はお優しいですけど甘くはないんです。
明治天皇の玄孫 竹田恒泰さん語る
明治天皇の玄孫【竹田恒泰】さんも、
平成25年4月30日放送、【もてナイ 明治天皇の玄孫と行く伊勢神宮SP】内で、
『神社の参拝では、個人的なお願いより、神様への感謝と決意表明をした方がいい』
とおっしゃってました。
この番組は、ナイナイの岡村さんが伊勢神宮へ参拝していました。
伊勢神宮は日本の神社の頂点です。
ですから、ここでは個人的なお願いごとをするべきではありません。
今まで生きてこられたことに感謝をし、
これからの人生に対する決意表明をしましょう。
これは、普段行う産土神社・鎮守神社への参拝でも同様です。
でも、かくいう自分も、
個人的な健康と、一族繁栄のための良縁は祈願してます(^-^ )
それこそ自分次第なんでしょうが、
神頼みしたくなる自分もいたりして・・・う~ん。
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