安積国造神社に参拝~安積艮斎先生を知る
安積国造神社の境内に入ってみると、
町中にあるとは思えない静けさです。
厳かな雰囲気が漂ってきます。
ほかと比べて涼しい気がするんですよね。
パワースポットなんでしょうか?
境内におわすこの方は
安積国造神宮司の家に生まれました。
幕末の儒学者で、昌平坂学問所の儒官を務められました。
小栗上野介、高杉晋作、木村芥舟(摂津守)、秋月悌次郎、岩崎弥太郎、川路聖謨、栗本鋤雲、間崎哲馬、斎藤竹堂、谷干城、清河八郎、福地源一郎、中村正直、権田直助など門人は2282名に上り、吉田松陰にも影響を与えたといわれます。
嘉永6年(1853)ペリー来航の際には、アメリカからの国書の翻訳を行いました。
「八重の桜」にも出ておらず、メジャーとは言えませんが、
幕末の教育者として高い評価を受けている人物です。
艮斎先生には、面白い逸話があり、
16歳で婿入りしたのですが、容貌がよくなく、
日夜読書に耽るので奥さんに嫌われてしまい、実家に戻ったそうです。
身につまされる話です・・・。
これをばねにして学問に打ち込んだんでしょうね。